百田尚樹氏の本を拝読しました。
出光佐三をモデルにした経済小説。
面白かったというか、ワクワクした。勇気づけられた。主人公を心の中で応援しながら読み切りました。
社員は家族と本気で考え、
出勤簿なし、タイムカードなし、労働組合なし(実際、出光一族が経営から離れ、上場してからは変わったみたいですが。。)家族だから苦しいお願いもするし、最後まで面倒を見る。スローガンにしている組織は多いと思うが、本当に実践できているところはどれだけあるだろうか。。
主人公が、出来の悪い・利益につながらない社員がいたらと質問された際のセリフを引用
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出来が悪いというだけで家族の縁をきることがないように、国岡商店も首にはしない。むしろ、そういう社員をいかにして教育していくかという事が会社の使命ではないかと思っている。できの悪い社員を辞めさせ、すぐれた社員ばかりでやっていく これを少数精鋭主義と呼んで尊重する風潮もあるが、そんなものは私に言わせれば、単なる利己主義である。
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小説だから、と割り引いても
心に持っておきたい。持っているだけでなく、実践しなきゃ。
と思います。
僕には得意先に尊敬する営業の先輩がいます。
実用書に傾倒する癖があった私に、
「実用書だけでなくて、小説も読んだほうがいいよ。そうしないと人間としての厚みが出てこないんだ」とアドバイスされたことがあります。
照らし合わせると、この作品はそれに値するんだと思います。
人間としての厚みは大事だけど、フィジカルな厚みが。。。運動しなきゃ。。
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