10.12.2015

新しい道徳 「いいことをすると気持ちがいい」のはなぜか を読んで

北野 武 氏の本を拝読しました。

信濃毎日新聞の書評コーナーで知った本。
長女が生まれてからなるべく電子書籍を使わないよう心がけていた私ですが、
①大好きな著者であること
②興味を持っていたテーマであること
から、本屋の開店すら待ち切れずにすぐさま電子書籍にて入手。
ほとんどの場合において直感は正しいといいますが、その通り。

「道徳」は数学と違い不変ではない。たとえ短い期間でも尺度は変わる。
同氏の道徳に対する考え方が 毒ガス とともに著されています。
近い将来、道徳が教科に格上げされ、優劣がつけられるようになると、
その時の政権の考え方が道徳になってしまったら危ういなぁ。

対して、不変と思ったのが、著者の母の教え。
食べ物屋さんに並んでまで食べるのは卑しい。
食べ物を旨いやら不味いだの言って食べるのは卑しい。

母のサキさんの逸話は 愛でも喰らえ などの著書などで知っていたのですが、親の教えっていうのは本当に大きいんですね。

徳を説く年長者が自分で考えられるかが大事なんだよね。
そういう大人を目指したいな、後進の道を説けるような生き方をしたいな。




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