8.09.2020

メキシコの近所付き合い

7月末から家族でのメキシコ生活が始まりました。


一番不便なのは買い物で

非常事態なのか それとも 新しい日常なのか




小売店は代表者一人しか入店できず、また子供は入店できません。

仕方なく 携帯メモにある買い物リスト を週一回の買い出しでこなす毎日です。

行動圏内にある全てのスーパーでダメなので、結構徹底されているようです。

大人ならば別に入って店内で落ち合うこともあると思うんですが、子供は見た目でバレますもんね。


玩具とか、子供用品とか

子供にその場でねだられて買うっていうところがあると思うんです。

そういう意味では小売店の子供用品の売り上げ減は結構激しいんじゃないかなって思います。


長女の日本人学校は明日より2学期がスタートしますが

当面テレワークでの授業となりました。おそらく全域の学校が対面授業を始められないという

ことなんだと思います。


さて 夕方になると

家の周りに子供の声が大きくなってきます。子供にもコミュニティがあるんです。

家族を連れてきて初めて気付いたんですが、同じブロック内には歳の近い子供が多く

みんなで自然に集まってきて みんなで遊びはじめます。


うちの娘はどうかというと

早くも馴染んでいます。当然スペイン語なんて全然わからないけれど、優しいお友達にエスコートしてもらって

一緒に走り回っています。この社交性は我が子ながら敬服。

先日 近所の男の子の誕生パーティーにお招きいただきました。

フィエスタと呼ばれていて、お菓子の入ったくす玉 ピニャータ を子供が叩き割る。

結構独特な習慣なので しっかり覚えておかないと。11月には招く側。


調べたらこんな情報が 出典:日本ピニャータ協会 ※本当です

ピニャータの起源


ピニャータの歴史は16世紀に遡り、1586年に聖アウグスチヌスの修道士が布教をするため、現地の人達に集まって貰うためにクリスマスのミサで悪魔が可愛らしい星形のピニャータに化けてきた。それを叩いて懲らしめようという簡単なゲームを催したのが最初です。

なんと最初は悪魔払いの要素もあったのですね。

しかし、これは意外に愉しくメキシコではお祝い事には必ずピニャータを用意するのが定番になりました。

最初のピニャータは、7ポイントで星のように形づくらていました。7つの点は七つの大罪を表し、そしてピニャータの明るい色は誘惑を象徴。目隠しは信頼を意味すると、非常に宗教色の強いものでした。そして美徳または意志である棒で、それらの罪を解決し悪魔を追い払う意味がありました。

ピニャータの内側のキャンディやお菓子は、天国の王国の富で信頼と美徳によって、罪を解決することができて、ピニャータが割れると天国の神から褒美を受けることができるとされていました。

いま振り返ると、なんとも大袈裟な理由付けで、当時の布教の苦労を偲ばせます。

海外では小さい頃からお誕生日やハロウィン、Xmas、イースターといった季節ごとのイベント等でピニャータを体験しています。


♪ピニャータの歌

DALE DALE DALE

NO PIERDAS EL TINO

PORQUE SI LO PIERDES

PIERDES EL CAMINO

YA LE DESTE UNO

YA LE DISTE DOS

YA LE DISTE TRES

Y TU TIEMPO SE A CABO!


♪発音例



ダレ、ダレ、ダレ

ノ ピエルダス エル ティーノ

ポルケ スィ ロ ピエルダス

ピエルデス エル カミーノ

ジャ レ ディステ ウノ

ジャ レ ディステ ドス

ジャ レ ディステ トレス

イ テゥ ティエンポ セ アカボ



というわけで

まぁ、なんとか順応しています。


ビクトリア、俺たちもう終わっちゃったのかな

バカヤロー。まだ始まっちゃいねぇよ。

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